2012年01月01日

雑音 その2

あけまして、おめでたい方もそうでない方も、本年も宜しくお願い致します。
今年もあいかわらずたてべはもうアレです。アレって何かわかんないくらいアレです。

よって、半生付き合い続けて、これからも付き合い続ける雑音について語ります。その2として、量子化雑音にしようと思いましたが、先に加算性雑音にします。量子化雑音は、我々に出来る防御法といえば、AD/DA部でのレベル調整のみのため、製品を使うだけのユーザには基本的には回避不能の雑音です。量子化雑音の説明になりそうなのでこの辺にします。

「大画面液晶テレビを見ながらギターを弾いていると、じりじりとしたノイズが乗る。」
「パソコンで操作しながら、ギターを録っていたら、どうもノイズが乗っている。」
「卓上ライトを煌々と付けていると、ギターのノイズが増えている気がする。」
ピックアップがテレビやパソコンのモニタから出ているノイズを拾っています。光だって周波数を持っています。音と違い、性質が幾分変わりますが、振動であることには変わりません。消すか離れるか、ピックアップに対して正面を向かないようにすると、ノイズが減るかもしれません。ギター本体のアース不良・アース不足についても、検討してみましょう。木材に電気回路を積んでいるということをお忘れなく。

「ペダルボード上にACアダプタのケーブルが這い回っている。電池にしたらノイズが減った?」
「ラックの中で信号線とACケーブルが巣を作ってる。ノイズ凄いぜ!」
信号線とACケーブルが平行にならないようにしましょう。ACケーブルが発生させている磁束が、信号線に加算され続けます。平行になっている距離に比例してノイズが増えているはずです。一番良いのは近づけないことでしょうけれど、まずは直交(十字に交差)するように信号線と電源ケーブルやACケーブルを配置しましょう。電源ケーブルそのものが平行線か縒り線かによっても、ノイズの量が変わります。縒り線の場合、磁束が互いに打ち消し合うので、ノイズが少なくなります。

後者については、オーディオ系の雑誌や本で、ノイズを減らす方法がたくさん紹介されていると思います。電源そのものを見直すとか、電力会社から直接配線を引っ張ってくるとか、掛ける金額の桁が変わってきそうですが。


これらの雑音は、一般的に信号に対して足し算で効いてくることから、加算性雑音なんて呼ばれたりします。概ね、白色雑音(White Gaussian Noise)に近い性質を持ちます。ある程度のレベルの加算性雑音であれば、Noise Gateのような機器で除去が可能です。ただし、弱いレベルの信号も抑えてしまうので、ご利用は計画的に。

この手の雑音の発生メカニズムについて知りたい人は、電磁気学を勉強するとよいです。取っつきにくく、電気・電子系鬼門の分野かもしれませんが、非常に重要かつ有用で、知っていて損のない分野の学問です。

雑音の話を始めると、整流平滑化回路のスイッチング回路がいかんとか色々書きたくなってくるのがよろしくありません。とりとめもありませんが、このくらいにしておきます。

posted by たてべ at 18:53| Comment(0) | TrackBack(0) | Doodling | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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