2010年12月11日

Eric Johnson Part I

こんばんは。たてべです。ご無沙汰しております。
何か最近は火消し役みたいな仕事でてんてこ舞いです。信頼されるのは嬉しいのですが、たてべのようなボンクラをあまり重用するのは、個人的にはお勧めできません。

さて、記事の題目に少し悩みました。Eric Johnsonのことを書こう!とかなり前から決めていたのですが、この人は様々な伝説(尾鰭や背鰭が尤もらしすぎて困る)をお持ちなのですが、その伝説について語るべきか、はたまた個人的な視点から語るべきかと今も悩んでいます。Steve Stevens, Gary Moore, Reb Bearchと共に最も影響を受けた(現在もなおかなり受けてますが)ギタリストの一人です。

上手・下手で言うとそりゃあもうぶっ飛んで上手なのですが、例えばJohn Petrucciのようにぱっと聴いて「すげー!」とわかるタイプではなく、聴けば聴くほどじわじわくる上手さを持った人です。もちろん、"Ciffs of Dover"のようにぱっと聴いて凄いとわかることもしています。

はじめてEric Johnsonの名を目にしたのは、確か高校生の頃です。ちょうど、Venus Isleがリリースされた頃だったように思います。同時期にShawn Laneの名も目にしだしたのですが、彼はもう亡き人ですので…。彼はメディアからの取材などからわかるように、他のギタリストと少し見ているところが違うような感じを受けていたので、本当に残念でなりません。話をEric Johnsonに戻すと、Eric Johnsonの名前を口にしたギタリスト達が皆一様に「あれを聴いたらもうギターを窓から投げ捨てたくなる」と言っているのを読んで、これは聴いてみなければと思って、件のVenus Isleを購入したのでした。

実際のところ、メタラー高校生にEric Johnsonがわかるかというとそんなわけもなく、「なんだこのクソ地味なアルバムは…?」と眠たくなったことを覚えています。ちなみに、初めてQueensrycheの"Operation: Mindcrime"を聴いたときも、Steve Vaiの"Passion and Warfare"を聴いたときも眠たくなっていました。要するに、眠たいアルバムは名盤なんですね。

そのメタラー高校生はBrazen Abbotのアルバム欲しさに何を血迷ったかEric Johnsonのアルバムを売り飛ばしてしまいます。今思うと本当に愚かしい行為ですが、青臭いガキにEric Johnsonの良さと凄さを理解しろというのは、学生時代に遊ぶことしかしなかった社会人にGauss平面の美しさについて述べよとか行列がベクトルに置き換えられてどうたらこうたらと語るのと同じくらい愚かしいことです。無理なんですよ。馬鹿には。


数年後、もう一度(正しい方向に)血迷ったメタラーは"Ah via Musicom"を買って、Eric Johnsonに後ろの壁までぶっ飛ばされます。思えば、その数年は非常に勿体なかったですが、それが人生というものです。

Eric Johnsonの良さ、音楽的な良さもさることながら、音がとてもよいです。ディレイを効かせすぎている、リバーブ感が強すぎる、と少し眉根を寄せる方もいらっしゃると思いますが、クリーンではそう感じられても、ディストーションサウンドになるとこれが凄まじい威力を発揮します。かなり歪んでいるはずなのに、それほどきつく歪んで聞こえないのです。割とハイを搾っているのかもしれませんが、Marshall特有のジューシーなミッドレンジもあってか、とてもスムーズなヴァイオリントーンを聴かせてくれます。

Fender Stratocaster, Gibson Les Paul, ES-335, SGなど割と色んなギターを使われていますが、どれを使ってもとにかくギターの個性を引き立てつつEric Johnsonの音を出しています。当たり前ですが。時に曲に溶け込み、時に曲以上に前に出て大暴れするギターワークも素晴らしく、コード一つを取っても音の選び方についてとても勉強になります。割とジャズコードを多用しているように見えます。ハードな曲でもジャズコードは多いです。


だんだん何が言いたいのかわからなくなってきましたが、歌も上手いしギターも上手い。Joe Satrianiにはブチ切れられたようですが、素晴らしいギタリストです。曲名もにんまりさせられるものが多く、例えばS.R.V.なんて曲を聴いたら「Stevie Ray Vaughanを聴いてみようかな…」と思わせられる、歴史的なギタリストを紹介してくれる先生にもなれる人でもあります。

Eric Johnson?ああ、知ってるけどアルバム聴いたことねーや。って人は、一度手にとって、お金に余裕があったら是非とも買って聴いてみて下さい。ちゃんと後ろの壁にクッションを置いておくことをお忘れなく。

posted by たてべ at 19:38| Comment(0) | TrackBack(0) | Doodling | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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