2010年05月29日

結局、コンプレッサって何したいん?

いつの話か忘れてしまいましたが、たてべが死ぬほどコンプレッサが嫌いだった頃に、上のように言ったことがありました。

酒でも飲んでたときなのか、はたまたマスタリングの話の延長で出てきたことか覚えていませんが、要はギターのコンプレッサを否定したいがための発言だったことは覚えています。今でも僅かながらに、この不毛な理論武装と言い分は持っていますし、思うことでもあります。

言い分を他人事のように、そして言ったのは俺じゃない感(言ったのはわたくしめです)を出すために、あえて口語調にしています。

「何でギターってアンプの前にコンプ掛けるん?どうせその後ドライブ掛けたりディストーション掛けるし、揚げ句イコライザで特性いじるやん。しかもチューブ通るわで、最初のコンプの特性って死ぬんちゃうん?パワーアンプの後には掛けられへんのやし、ディレイやらリバーブのあとは減衰が変になるから、その直前が信号処理的に正しいんとちゃいますん?」

要はこんな感じ。t.c. electronic G-Systemでは入力段ほぼ直後くらいにあるのでそこで使っていますが、納得はしていません。もちろん、ギターそのものの音をとりあえずコンプレッサで圧縮したいという用途であれば、この位置には文句はありません。

ただ、何となく、あくまで偏見ですが、コンプレッサを求める人の多くが、実はこの位置でのコンプレッサの効果を求めていないのではないかと思っています。

未だに結論が出ていない疑念といいますか、疑問といいますか、素朴な問題です。ご意見や反論、全否定があったら、是非聞いてみたいと思っています。

posted by たてべ at 18:22| Comment(2) | TrackBack(0) | Effects | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
今はコンプレッサは使わないのですが、以前使っていたときは、ギターの直後に繋げていましたね。
ただ、所謂ダイナミックレンジの圧縮に使っているのではなく、キターの音にコンプの癖をつけるためでした。

当時のコンプは、まともなVCAの石が無かったので、(というか、今も使いやすいVCAはほとんどディスコンですが、、)ノイジーなOTA(ダイナコンプ)か、簡単にFETを電圧制御抵抗にしたもの(オレンジスクイザー)しか無かったのです。
この手のは、アタックタイムもリリースタイムも時定数が大きすぎて、まともに圧縮なんか出来なかった。

ギターのアタック成分なんかはダダ漏れで、逆にそれが癖になって歪ませたときに面白いアタック感になり愛用してました。
旨く説明できないのですが、”カッ”、”クッ”というアタックがキャッ、キュッに変わるとという感じでしょうか。

ただ、ギブソンの57classicというピックアップが、同じようなアタックのニュアンスになることに気づいてからは、もうコンプは使わなくなりました。

今でも、箱ギターのボディが弦振動に与えるダンピング効果をシミュレートする形でコンプが使えるならという要求は持っていますが、この場合は何処にコンプを置くのが良いんですかね?
以前、歪み系の後というか、空間系の前にコンプというのも試してみましたが、当時の安価なエフェクタのノイズの状況では、音以前にノイズがひどいというか、ブリージングも有り駄目でした。

現在の高品位なエフェクトで有れば、本来のダイナミックレンジ制御という意味で、空間系の前というのを試してみたいところです。

因に、TCのNova Systemは歪み系の後にコンプです。
TC側は、色々尤もらしいことを言っていますが、結局、歪みをアナログで作ったために、前段にデジタルコンプを位置させるには、コンプ用DSPやらAD/DAやらが追加しなくてはイケナイという、極めて、コスト的な理由なのは明白です。
Posted by Bakarasche at 2010年06月06日 11:08
結果論や現実問題すべてにおいてファイナルアンサーを導き出されているようなので、特に言うこともないのですが……。

ノイズフリー前提であれば、昨今のブティックメイドのオーバードライブのような効果を得たい場合(うまく説明出来ないと仰っている箇所のあれですね。オーバードライブにデフォルトでコンプが付いていて、イライラします。…好きですけど。)を除いて、歪みの後・空間系の前がコンプの居場所だと思っています。これはギターへの効果というより、ミックスダウン時の、所謂レコーディングした音へのコンプレッサという意味(多くのひとが、CDの音をお手本にギターの音を作るため。当然コンプはマスタリング時に掛けられるわけで……。)です。しかしながら、仰るとおり、現実問題としてここでの使用に耐える歪みやコンプは見たことがありません。スタジオでも持ち歩かない限り、無理だと思っています。ただ、ただ、理想はここです。

Demeterのコンプはいいらしいですが、それでもここでは使えないでしょう、きっと。David Gilmourですら、初段で使っています。

個人的には、あくまで個人的にはPete Cornish SS-3でブースト>コンプという感じで好きなのですが、耳には痛いです。

箱モノについてはまったくの同意見で、僕はBakerの音を聞いてレスポールをホロウボディにするという解に行き着きました。オールレンジコンプではなく、ミッドハイコンプみたいなものがあれば、ひょっとしたらいい感じに箱っぽくなるのかもと妄想しています。Roland VG-99でしたっけ、あれにポリフォニックコンプが載っていたように思いますが、触ったことがありません。

t.c. electronicをはじめとした、統合系のエフェクタは、AD/DAとインターフェースを減らすしか安くする手はもうありません。仰るとおり、コスト的な理由でコンプの位置をそうされているのでしょう。事実、G-Systemはアナログループの前にAD/DAがあって間にフィルタとコンプが入っています。

ベクトル演算器がハードウェアより速くFFT/IFFTする時代になっていますので、ここにワーミーが入る日も近いでしょう。関係ないですね。

どうせコンプでも同じように歪むのであれば、エンハンサ・エキサイタくらい派手にやっちゃった方がいいのかと今思いましたが、たぶん誰も受け入れてくれないでしょう(実は大好き)。実家に帰ったら、Bossのペダルを引きずり出そうと思います。
Posted by たてべ at 2010年06月06日 15:06
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/151487506

この記事へのトラックバック