2008年07月06日

パワー管のクリッピングは美しい

真空管アンプに供給する電圧を下げることによって起こる現象について、凄まじく(悪い意味で)適当に説明します。このときの真空管の挙動などについては、A Desktop Reference of Hip Vintage Guitar Ampsという書籍で触れられています。

1. 出力が低くなる。
当たり前です。

2. 高音域が中・低音域に対して、相対的に減少する。
ここが一番のポイントです。

3. パワー管のクリップレベルが低くなる。
クリップについては、sin波の正負ピーク位置を潰したようなものと考えて下さい。sin波が何かわからない人は、諦めて下さい。


以上のことから、以下の効果が得られるようになります。

1. ブラウン。超ブラウン。
ブラウニーが中に住みはじめたんじゃないかと思うほど、ブラウンサウンドを叩き出すことが出来ます。

2. 中域が歪んでいるのに、高域が歪んでいないという面白い音が出せる。
高域がまったく歪まないわけではないのですが、中域がかなり歪んでいても、クリーンクランチの高域が残るという、素敵な音が出てきます。Storatocasterのフロントピックアップを使えば、ジミヘンっぽい音が出てきます。プリ管の歪みでは得られないような、古き良き歪み。

3. パワー管のクリッピングが自由自在に。
出力が低くなるために、ゲインを上げざるを得なくなります。そうするとパワー管でクリッピングを起こしやすくなるために、パワー管での歪みがかなり楽に得られます。場合によっては、ご近所の迷惑にならないほどの音量で。


高域が歪まないとか歪むとか、あくまで聴感上のことです。波形で見た場合には、結構歪んでいるのかもしれませんが、そこまでやる気がありません。ごめんなさい。クリッピングを起こした波が、高調波を出すはずですから。
posted by たてべ at 01:58| Comment(0) | TrackBack(0) | Amplifiers | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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